ソラマメ | 猫の会

北村耕治の雑記

ソラマメ

大鳥居で演劇の授業。
短縮時程で早々に解放されたのでさっさと帰る。
高校生も同じかといえばそんなことはなく、あまった時間で体育祭の練習をするのだそう。

今日の授業はとっても楽しかった。
彼らはまだ10代後半。
脳みそがやわらかいっていいなと思う。

電車の中で、谷川俊太郎の「ひとり暮らし」を読了。
去年の暮れに買ったのに、そのときは内容にうまく乗れなくて読みさしていた。
先日なにかの番組に出演されていて、自分のことをすでに鬼籍のひとだと思いこんでいる若者が多くて閉口すると語っていた姿がとてもチャーミングで。
あらためて読んでみようと本棚からまたひっぱり出して通勤のお伴をお願いした。
御年82歳。
一度挫折したくせに言うのもなんだけど、滋味のあるやわらかい文章だった。

一般的には、年寄りは頭が固いものだと思われているフシがある。
このひとの文章を読んでいるといやいやそんなことはないでしょうと否定したくなる。
稀代の詩人を引き合いに出されてもという話だろうけど。
そう考えると、頭の固い10代もいるんだろうか。いるんだろうな。

明るい時間に家につく。
脳内の自分たちと相談した結果、ひとまずビールで満場一致。
つまみとしてソラマメを焼く。

ソラマメ

最近いい八百屋を見つけた。
駅の反対側なのが困りものだけど、野菜の味が素人でもはっきり分かるほど違う。
ソラマメだけじゃなくって、ニラも、ゴボウも、ナガネギも。
なんでもうまいんでやんの。