猫のサロン ~二組の夫婦~
場所:OMEGA TOKYO
戯曲:北村耕治
演出:澤 唯(projectサマカトポロジー) 三谷麻里子
▼たんぽぽ 演出:澤 唯
内山清人(projectサマカトポロジー)
菊地千里(ワワフラミンゴ)
田中伸一
土谷朋子
徳元直子(劇団ぐるぐる牛)
中野架奈
▼ドラマリーディング・クツシタの夜 演出:三谷麻里子
梅澤和美
木下昌直(ザ・ベビースターズ)
小林タクシー(ZOKKY)
鈴木ゆきを
高見綾子
千田英史
馬場巧(ヰタ・マキ)
福田将就(日本ムーヴメント)
ミギタ明日香(東京タンバリン)
村田留美子
舞台監督:塚西勇太
照明:大野梨絵
宣伝美術:ayasui/BitRabbit
制作:北村耕治
猫のサロンとは、猫の会による劇場を使って低予算・短期間で遊ぼうという企画公演です。今回は「二組の夫婦」と銘打ち2作品を同時上演。1Fホワイエでは澤 唯による劇場ロビーという特殊な空間性を活かした演出で「たんぽぽ」を上演。B1劇場では次回公演「クツシタの夜」を、三谷麻里子が手がけるドラマリーディングで先行上演します。二組の夫婦を通して紡がれる、ゆるくてやさしい人間模様をお楽しみください。
2回目にして番外公演というよく分からない企画でした。
ちゃんと説明すると、このすぐあとに2回目の本公演をすることが先に決まってたんですよ。でも戯曲がだいぶ早く書きあがっちゃってて、持て余し感みたいなのがありまして、だったら先行してリーディングでもやっちゃう?でもそれだけじゃもの足りないから、もう一本足しちゃう?みたいなノリと勢いで動き出した企画でした。だから番外公演。安易だったなー。楽しかったなー。
20代前半から30代に差しかかるくらいまでずっと、夫婦という制度に対して強い憧れがありました。だから、その頃は必然的に夫婦の関係性を意識した創作が多くて「クツシタの夜」はその最たるものでした。で、おそらくその原点としてあったのが「たんぽぽ」なんだと思います。これは生まれて初めて書いた戯曲だったんですけど、今読み返してみると、自分では町田康の影響を感じます。夫婦茶碗とか、そのへん。そういえばよく読んでたんだ、あの頃は。