猫のサロン ~奇譚集~
2010年8月26日(木)~30日(月)
場所:小劇場 楽園
戯曲:北村耕治
演出:北澤秀人
佐藤達(劇団桃唄309)
高原コマキ
高見綾(ACOLT)
中野架奈
日栄洋祐
渡部ラム(チェリーブロッサムハイスクール)
照明:南出良治
音響:中尾阿実
宣伝美術:土谷朋子(citron works)
制作:北村耕治
制作補佐:石川智美(劇団四方八方)
企画製作:猫の会
猫のサロンとは、猫の会で劇場を使って低予算・短期間をキーワードに遊びましょうという企画公演です。
今回はオムニバス。
寝苦しい夜、蚊帳の中で聞いたおばあちゃんの昔話みたいな短編を3本ご用意しました。
少しだけ不思議だったり、怖くなったり、淋しくなったりするような。
1人芝居、2人芝居、3人芝居というラインナップでお届けします。
上演時間は1時間です。
異常気象もたいがいだしお盆も過ぎた後だけど、公演期間中は夏らしく蒸し暑いとうれしいな。
下北沢で納涼観劇した後は、それを肴にビールと焼き鳥なんていかがですか。
1人と、2人と、3人で。
猫の会の怪奇譚をお届けします。
どうか、お楽しみに。
前回が猫の会史上最大規模の公演だったわけですが、この奇譚集は猫の会史上最少規模でした。小劇場って、だいたい出演者とスタッフを合わせると20~30名くらいの規模にはなっちゃうんですけど、この公演は全部合わせても10人ちょい、と本当に小じんまりとした座組みでした。打ち上げも人数が少ないぶん、妙に家族的な空気があったなあ。短編集ということで、ひとつの公演に3つも演目を詰め込めたのも楽しい挑戦でした。
短編て、基本ワンアイデアなんですよね。それをどう活かすのか。どうオチをつけるのか。テクニカルな部分でいろいろ悩みました。特に、一人芝居は初めて書いたのでこれは演劇としてどうなんだろうと、実際に俳優に読んでもらうまでえらい不安だったのを憶えています。逆に一度読んでもらったら「ああ、こんなにも演劇じゃん」とあっさり信じられちゃったんですけど。なんていうか、俳優ってすごいね。と当たり前のことを感じた瞬間でした。